青森市伝統野菜の栽培講習会を開催

 去る7月6日月曜日、青森市伝統野菜(筒井紅かぶ・笊石かぶ)の試験栽培に協力してくれる生産者の方々を対象に、久栗坂町会集会所で栽培講習会を開催しました。

 参加者は、今年度から伝統野菜の栽培に挑戦する久栗坂町会の方々と今日まで伝統野菜を継承してきたaovege(アオベジ)の生産者の総勢9名。

講習会では、青森市農業振興センターの職員に講師となっていただき、

1栽培スケジュール

2畑の準備

3種まき

4間引き

5収穫までの管理

6主な害虫

7収穫

について、平成28年度に青森県が作成した「筒井紅かぶ・笊石かぶ栽培マニュアル」を基本にポイントを抑えた座学を実施していただきました。

30分ほどの講義でしたが、生産者の皆さんは伝統野菜の栽培に必要な知識の習得に取り組んでいました。また、引き続き行われた生産者同士の意見交換では、aovege(アオベジ)の生産者の方々から、これまでの栽培経験を踏まえ、青森市伝統野菜特有の栽培の難しさや工夫している事などを教えてもらっていました。特に土壌の違いによる灌水や連作については、色々な考え方や取組み方があるようで、生産者間で自由闊達な意見交換が行われました。

 生産者同士の顔合わせにもなった今回の栽培講習会は、ものづくりをする者同士、和やかな雰囲気で終えることが出来ました。

 講習会終了後は、久栗坂の生産者へ笊石かぶの種をお渡しし、100年以上伝承されてきた青森市伝統野菜が新たな生産者に継承できた記念すべき日となりました。

次回は「種まき」の様子をお伝えしたいと思いますので、お楽しみに!