【初夏のサクランボ栽培講習会と園地の様子🍒】

5月は雨が多く、あいにくの空模様が続きましたが、あおもり産品の農作物達は元気に育っています。

今回は、前回のぶどう講習会に引き続き、青森市田茂木野地区(八甲田山の麓)で5月31日に行われたサクランボの講習会にお邪魔しました。

(講習会後の園地視察の様子)

青森市内では佐藤錦、紅秀峰という品種がメインで栽培されていますが、近年はかわいいハートの形で大きくて甘~い青森県オリジナル品種「ジュノハート」を生産する方も増えています。

ジュノハートの中でも特に、大きく綺麗で品質が良い果実は、「青森ハートビート」💜としてブランド化され、百貨店などで販売されます。

(かくいう私は食べたことがないので、今年は食べて感想の記事を書き、皆さんにお伝えしてきたいと思います。)

(昨年のジュノハート収穫時の写真)

園地の様子を写真に撮りました。

先日の記事でもお伝えしましたが、サクランボは今、摘果の時期を迎えています。

摘果とは、果実が成りすぎて品質が落ちるのを防ぐために、生育や色の悪い果実等を選る作業のことです。

(写真左:摘果された佐藤錦)
(写真右:摘果前の佐藤錦)

通常は1房に2~3果つけるような形で摘果していきますが、紅秀峰は実付きが良いので摘果必須で1房2果にしています。

上の写真の赤丸部分は、かさぶたのように少し赤みがかっており、障害が起きた部分です。

このまま果実が大きくなっても見栄えが悪くなってしまうことから、残念ながら大きさはよくても摘果してしまいます。

実が色づき始める6月上旬から収穫期の6月下旬にかけて、雨が果実に当たって割れてしまうことを防ぐため、ビニールハウスの上部分だけに雨よけビニールを設置したり、鳥が果実を食べてしまうのを防ぐために鳥よけのネットを設置していきます。

(わかりづらいですが、上部分はビニール、側面はネットになっています。)

旬のフルーツや野菜が楽しみになってくる6月下旬・・・

青森市産サクランボは浪岡樽沢地区、田茂木野地区の園地などで直売されています。

(「さくらんぼ直売」ののぼり旗が目印です。)

皆さん、是非甘くて美味しい青森市産サクランボを召し上がってみてください。