豊富な栄養成分を持ち、生食のほか和洋中の料理など、多種多様な調理方法で親しまれているおいしい野菜「トマト」をご紹介します。
通年で市場に流通していますが、県内では夏の生産が中心で、初夏の時期から秋(7月~11月)にかけて多く出荷されます。
赤色の丸い形をした野菜というイメージがありますが、実は品種が豊富で、果先がとがったハート型をしたものや、オレンジや黄、緑などカラフルな果皮のものがある個性溢れる野菜なのです。
●栄養
赤色の色素は「リコピン」という成分で、老化の原因と言われる有害な活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があることで知られています。
そのほか、ビタミンA・C・Eやカロテン、カリウム、ルチンなど多くの栄養素を含み、血圧低下や血管強化のほか、美肌作用もあります。
●選び方・保存方法
ヘタが濃い緑色をしていて、ピンとしているものが新鮮。また、皮にハリとツヤがあり、全体が赤く染まったずっしりしたものを選ぶと良いでしょう。
赤色のトマトの場合、緑色の部分が残っている場合は完熟していないので、常温で保存します。完熟しているものは、ポリ袋に入れるかラップをして、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。