ピーマン

piment

代表的な夏野菜のひとつであるピーマンは、戦後の食生活の洋風化に伴い、消費が急増した野菜です。昔のピーマンは、今のものより大きめで、肉も厚く青臭いピーマン臭が強く少し食べづらいものでしたが、品種改良により中型の薄肉、においが少ないタイプが主流となりました。青森市内では、「京ひかり」や「あきの」の品種が作付けされ、県内ではトップクラスの作付面積となっています。

●栄養
ピーマンのビタミンCは、加熱しても壊れにくいのが特徴で、抗酸化作用があるベータカロテン、ビタミンCが豊富に含まれ、生活習慣病や風邪の予防、疲労回復に期待できます。油で調理すると吸収力がよくなり、効率的に摂取できます。また、一緒に摂取することで抗酸化作用をアップさせるといわれるビタミンEも豊富なため、美容・美肌効果も期待できるうれしい健康食材といえます。

●目利き
ヘタが緑色で、全体的につやがあり、色が均一のものが新鮮です。

●豆知識
ピーマンはトウガラシの仲間で、トウガラシの辛味がないように改良したものです。ピーマンという名前も、フランス語でトウガラシを意味する「ピマン」に由来しています。