青森市では、12月・1月と断続的に雪が降り続け、2月6日には青森市花園で約140cmもの積雪量となりました。
そんななか、1月21日にりんごの剪定大会が行われ、剪定技術を学ぼうと多くのりんご農家の方が参加されていました。
剪定作業とは、不要な枝を切り落とす作業をいい、樹の内部に太陽の光をしっかりと取り込めるようにするため、また、春から秋の農作業を行いやすくするために行います。
主に1月~2月頃の厳冬期に行いますが、枝が込み合ってしまう場合などは夏にも行います。
りんごの剪定作業が花芽、ひいてはりんごの結実に大きな影響を及ぼすため、新年1発目の作業から気を抜くことはできません。
また、りんごの剪定作業はただ込み合っている枝を切り落とすというわけではなく、葉も花も実もついていない裸の樹から、昨年のりんごの出来や収量等の状況を基に、今年の天候や生育具合を予測し、どのように枝が伸びていき、どのように実が成るのか、最終的な秋のりんごの樹形をイメージした上で切り落としていく必要があります。
農業者の方の知識や経験、先読みのセンスが求められる非常に難しい作業となります。
上記写真は剪定技術を教えてくださる講師の農業者の方です。
上の写真くらいの太い枝も混み合うようであれば、バッサリと!
剪定途中の状態でもこんなにこんもりとするほど枝を切り落としています、
今年の青森市のりんごはどのように育っていくのでしょうか?
これからが楽しみですね。
~~~~~ おまけ りんご園地にあるフクロウの巣箱 ~~~~~
残念ながらフクロウはいませんでしたが、りんごの樹を食害するハタネズミを捕獲してくれるため、りんご園地には稀に巣箱が置いてあります。
フクロウや巣箱を見つけたら優しくしてあげてください。