桜が散り、りんごの花も散り始める新緑の季節🍂
青森市といえば、やはり皆さん「りんご」をイメージするかと思いますが、
実はカシスやサクランボ、ブドウも盛んに栽培されています。
そこで、今回は5月19日に行われたブドウの栽培講習会の様子や新緑の美しいブドウ園地の様子をお届けします。
今年の青森市は、3月は暖かすぎるくらいで、かと思えば4月には雪の降る日がありましたが、比較的暖かい気候が続き、ブドウの生育はほんのちょっぴり早そうです。
本日の講習会は、八甲田山の山麓に位置する青森市高田地区のブドウ園地で開かれました。緑が美しい・・・

こちらのブドウ園地では、主にハウス内で3つの品種が栽培されています。

味良し、見た目良し、しかもデカい!
のシャインマスカットの赤ちゃんです。
花穂は3~4cmくらいの大きさ。

名前がかわいいですね。赤い実を成らせます。
まだ花穂はあまり出ていない様子。
実はシャインマスカットのお子さんにあたります。

有名なマスカット・オブ・アレキサンドリアを親に持ち、赤い大型の実を成らせる品種です。
花穂は一番大きく、6~7cmくらいでした。

小さなハウスの骨組みのようなものがありますが、
これは骨組みの上部分にだけ、ビニールをかけ、
雨が当たらないように栽培するための物です。

ハウスの中に比べると気温が低いので、
生育は遅めです。
そして、栽培講習会が始まりました。

今回の栽培講習会の内容は、これから収穫するまでの全体的な栽培管理についてで、
きれいなブドウを作るため、ブドウの花穂の先端をハサミできれいに整えたり、ブドウを種無しにするための薬液処理のお話がされました。
個人的な感想になりますが、ブドウは果樹の中でもかなり繊細な作業が必要になる作物だと感じています。
生産者の細やかな手作業と愛情、そして、青森市の気候・風土の「幸」をたっぷり吸い込んで、私たちの食卓へ運ばれてくるのですね。
収穫は9月頃から始まるとのことで、これからすくすくと育って美味しい青森市産のブドウに成長していくことを願っています。
それでは、次回の果樹講習会もお楽しみに🍇