今年の4月は例年より暖かい日が多く続いた青森市。
桜の開花は例年より2週間程度早く、「りんご」や「さくらんぼ」といったあおもり産品の生長も早く見られ、
今年の果実の生りや品質が気になるところです。
★4月20日の「さくらんぼ」の園地の様子
4月に青森市内で販売されていた旬の産品を、そして、5月以降に味わえる産品をご紹介していきます。
4月中旬、青森市駅前庁舎地下にある新鮮市場の旬の商品は、陸奥湾で漁獲されるトゲクリガニです。
トゲクリガニはオスとメスで違いがあることをご存じでしょうか?
オスには大きく繊細な身とカニ味噌の濃厚な風味があり、メスはそれに加えて内子も堪能できるのが特徴で、どちらもコクのある味を楽しめます。
また、青森魚菜センターでは陸奥湾産ホタテが販売されており、そのまま刺身で食べても網の上で焼いても美味しくいただくことができます。
トゲクリガニは例年5月中旬頃までが旬の時期となりますが、ホタテはこれからシーズンが続きますので、是非お召し上がりください。
4月中下旬にかけて、道の駅なみおかアップルヒルにある特産物直売所では、地場産にこだわった農作物を販売しています。例年よりも春の訪れが早かったことも相まって、既に山菜が入荷していました。店頭には、浪岡産の「りんご」を始めとした里の幸、「タラの芽」や「たけのこ」等の山の幸が並んでおり、浪岡産の旬の春の味を楽しむことが出来ました。
4月下旬には、道の駅浅虫温泉ゆ〜さ市場にて、青森市内外の新鮮な野菜や果物を取り扱っていました。道の駅なみおかの直売所で販売されていた農産物とはまた異なり、山菜の行者ニンニクや長芋等、豊富な種類の農産物を販売しており、珍しいモヤヒルズのそば粉も取り扱っていました。
また、4月中下旬の青森市浪岡地区では、さくらんぼの主流品種の佐藤錦、紅秀峰、ジュノハートの花が咲き始めており、桜とともに青森市を春色に染めてくれました。収穫は6月中下旬から始まるので、今からとても楽しみですね。
(豆知識:さくらんぼの授粉作業は、ミツバチなどの蜂や虫に協力してもらい、毛羽たきなどで人工的に行う授粉に加えて広範囲にわたった授粉作業を行っています。)
5月になり、水田には水が張られ、新緑とともに田植えの季節となりました。まだ市内で開催される農林水産系の大きなイベントはありませんが、夏の収穫期に向けて沢山のあおもり産品がすくすくと育っていきます。5月から7月にかけての長期の天気予報では、気温が例年より高く、7月の降水量が多くなる予報がありますが、作物や海産物にとって天候が良くなることを祈りたいですね。
6月から7月にかけては下記の産品が収穫され始めますので、市内に数ある直売所と一緒にご紹介していきます!是非お楽しみに♪