ホヤ

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青森の四季の味「七子八珍」の1つ「ホヤ」。食用として最も一般的なのが「マボヤ」です。
北海道から四国、九州まで広く分布していますが、東北・北海道が 生産量の大部分を占めています。青森市民に古くから愛され、この時期の酒の肴には絶対に欠かせない!というかたも少なくありません。

●特徴
特徴的な形から「海のパイナップル」と呼ばれています。
味は、磯の風味が強く、ふわふわした食感が絶品です。見た目がちょっと…、なんて理由でまだ食べたことがないかた、ぜひ一度お試しください。

●さばき方
(1)頭部の2つの突起(入水口と出水口)を切り落とす
(2)切り落とした部分から殻に包丁を入れ切り開き、指でオレンジ色の身を取り出す
(3)身を裏返し黒い内臓を取り除く
(4)袋状になった腸に包丁を入れて開き、内容物を水で洗い流す
(5)全体を水できれいに洗い流し、食べやすい大きさに切ってホヤの刺身の出来上がり

●ポイント
ホヤは鮮度が大事!鮮度が落ちてくると、どんどん風味が落ちていきます。新鮮なうちに食べるのがおすすめです。

●郷土料理
郷土料理として親しまれている「ミズとホヤの水物」ミズのシャキシャキ感とホヤの塩味が絶妙!ホヤ好きにはたまらない一品です。
刺身や水物の他にも、焼ホヤやフライ、ばくらい(このわたとともに塩辛にしたもの)など様々な食べ方があります。
ぜひ、青森の旬な食材を楽しんでください。

●栄養
グリコーゲン、ミネラルなどを含み、さらにうま味成分である『グルタミン酸』、コレステロール低下や肝機能に作用が期待される『タウリン』も多く含まれています。また、ホヤのオレンジ色の元であるカロテノイド類は、肥満や血糖に対する作用が期待されている機能性成分でもあります。