春から初夏にかけて旬を迎える「アスパラガス」。１年中購入することができ、サラダや炒め物など手軽な料理でおいしく食べられる上、病気に対する抵抗力を高める効果を持つといわれるビタミンＡなどの栄養素が多く含まれています。
●特徴
アスパラガスには緑色の「グリーンアスパラガス」と、白色をした「ホワイトアスパラガス」がありますが、これは品種の違いではなく、栽培方法の違いで す。グリーンアスパラガスは、日光を浴びせて栽培するため、きれいな葉色をしていますが、ホワイトアスパラガスは、芽が出る春先に土を盛り、日が当たらな いように栽培します。
昔は、缶詰にしたホワイトアスパラガスが主に食されていました。ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスと比べて青臭さが無く、甘みはありますが、栄養分が少なく、栽培に手間がかかることが特徴です。
●おいしくゆでるポイント
アスパラガスは料理をする前に、おいしくゆでることが大切。縦に長い野菜のため、パスタなどをゆでる際に使う深めの鍋に立てた状態でゆでた方がおいしくなります。
- お湯を沸かしたら、塩を加える（１リットルのお湯に対し、塩１０グラム程度）。
- アスパラガスを入れる前に、お湯にサラダ油やオリーブオイルを小さじ１杯程度入れる。
高温で短時間のうちにゆでることでおいしくできあがります。
お湯にサラダ油などを入れることで油膜を張り、温度を高く保つことがコツ。 - 先に根元の部分を２０秒程お湯につけて軽くゆで、そのまま横に倒して２分～３分程度全体をゆでる。
切り分けずに長いまま、少し硬めにゆでることがポイント。
先に切り分けてしまうと、栄養分がお湯に溶け出してしまったり、水っぽくなったりします。 - ゆであがったら、ざるにとって常温で冷ます。
高温で短時間のうちに、少し硬めにゆでて、おいしい料理を楽しんでください。